リフォーム費用を抑えるコツ!!

リフォーム費用は「建材・設備費」「工事費」で成り立っている

暮らし方や環境などにより1軒ごとに状態が違うリフォームは、費用がわかりにくいと思われがち。費用の成り立ちを知れば、費用がかさむ、または安く済む理由がわかり、検討を進めやすくなるでしょう。
リフォーム費用は大きく「建材・設備費用」と「工事費用」の要素で成り立ちます。建材・設備費は設備や建具、建築資材のグレードで増減しやすく、ショールームなどでよく比較検討してみると良いでしょう。工事費は、職人の人件費。同じ面積で同じような工事内容では差が出にくいものですが、施工面積のほか、解体の分量や施工の手間、職人の人数などで増減する要素です。

リフォーム費用を抑えるコツ

■建材・設備費を抑える

・設備のサイズや数、グレードを見直す  
・パック料金の設定がある場合は、設備の入れ替えなどまとめてリフォームする  
・既存の建具や設備機器の活かせるものは残しつつ、色を塗り替えたり、一部の設備だけ新品を入れることで、全て新品に入れ替えるよりコストが抑えられることも

■工事費を抑える

・解体工事やレイアウト変更を極力減らす。壁を移設すると、床や天井を張りなおしたり、電気工事が発生したりとコストが上がる要因に。子ども部屋を書斎や収納にするなど、部屋の使用目的を変えるだけで大きな工事が不要になるケースもある 
左官工事やタイル工事、家具の造作など、特別な職人が必要な工事は人件費がアップするので範囲を絞る。壁は下地だけつくってもらい、塗装は自分たちでDIYするなどの工夫で少し下がるケースも。手間がかかって工期が伸びれば人件費もかさむので注意 
・特別な型枠が必要な曲線を使った壁を減らし、四角形を組み合わせたプランにする

■工事の内容をまとめて、費用を抑える

リフォームする時期には、ある程度目安があります。水まわり設備や壁紙の張替えなら10年~15年、床のフローリング材の張替えなら15年~20年くらいでしょうか。まとめられるものをまとめることで、無駄なコストが省けます。例えば一戸建ては外壁や屋根をリフォームする際に足場を組みますが、まとめてリフォームすれば足場代が1回分浮きます。素材によりますが、外壁の塗り直しは15年程度、屋根は35年程度で修繕することが多いので、2回目の壁の修繕と屋根を同時にリフォームするのがオススメです。